新しい仕事場で仕事を教わる日々が続きますが、原因不明の下痢に悩まされるようになりました。
後日病院で診察を受けると適応障害・心身症・過敏性腸症候群と診断されそのまま休職し、自宅警備員となりました。
一時期はブログを書けるほどの精神状態ではなかったのですが、症状がピーク時と比べてだいぶ落ち着いてきたことと気持ちを整理する意味でも何かに残しておこうと思いブログに書くことにしました。
同じような症状で悩む方への一助になればと思います。
今回は、適応障害を発症し休職することになった私の切実なお金事情について続編を書いてみようと思います。
以下の記事でも適応障害を発症したときのことをまとめています。合わせてご覧いただけると嬉しいです。
目次
前回までのおさらい
適応障害になった際に突然現実に連れ戻されるのが金銭的事情です。
働けていないため収入がないことまで気が回らなかった私も、会社から「振込してくれ」という電話でようやく給料がマイナス支給になっていることを知るのでした。
休職して仕事を休んでいる間も税金は差し引かれます。
- 厚生年金
- 養老保険
- 住民税
そんな中、知り合いに助けを求めてみたところ、「傷病手当」というものがあると教えてくれました。
この傷病手当を申請したことで、とりあえずは暮らしていけるだけの手当をもらえることになり窮地を脱することができました。
傷病手当とは、労働者が病気やケガで労働できなくなり、その間の賃金をもらえない場合にもらえる手当金で、申請が通ると休職前の約2/3の給料がもらえます。
詳しく知りたい方は、こちら
休職して自宅警備員になって分かった金銭事情について
いかに自分が無駄遣いしてきたのかがわかった
適応障害になったことでしばらく自宅から出ることができなくなりました。
自宅からでたとしても犬の散歩で家の周りを歩く程度。
そんな中思ったほどお金を使わなくても生活できるということに気がつきました。
というのも休職する前までとは生活スタイルが180度違っていたからです。
体調を崩す2ヶ月ほど前、私が1日にどれだけお金を使っていたのかを少し振り返ってみたいと思います。
単身赴任生活時はだいたい毎日外食生活だった
私が体調を崩す前、単身赴任生活を送っていたの生活は、ほぼ外食でした。
朝はコンビニでサンドイッチなど諸々で約1,000円。
昼はコンビニ弁当やドリンクで約1,000円
夜はレストランやスーパーの惣菜などで約1,000円
というようにほぼ日々の生活が外食でした。
そんなわけで食費だけで毎日3,000円、それ以外にもちょろちょろ買うので大体5,000円くらいは使っていたかもしれません。
自宅警備員になってから
そんな生活からいっぺん、自宅警備員位なると自宅からほとんど出ることもなくなりました。
コンビニすらも行く回数が激減するようになりました。
ある程度調子が良くなってきても妻の買い物につきそってついでに買う、くらいでした。
徐々にコンビニに行く回数は回復していきましたが。
自分で使うお金はほとんどなかくなり、1日に使うお金は1,000円前後となりました。
自宅警備員となったことで、思わぬ副産物というかこれまでのお金の使い方がいかに無駄遣いが多かったのかを知るきっかけになりました。
1日1,000円もあれば十分に生活できることに今更ながらに知ることができました。
医療費と薬代が思ったより高い
これまで入院や手術といったような大きな怪我をしてこなかったので医療費がまぁまぁ高いことにびっくりしました。
適応障害・心身症・過敏性腸症候群の症状で処方された薬は6種類でした。
私は医療従事者では無いので薬についての詳細は書くつもりはありません。
ですが処方された薬を服用して実際に感じたことについては別の記事で書くつもりです。
ジェネリックではない薬もあるので通院費と合わせると毎月1万円強が薬代として消えていきます。
月1万円かぁ、高い・・・
念の為厚生労働省が発表している、令和元年(2019年)国民医療費概況から、40代が1年当たりに使う医療費を調べてみると、約126,000円だということが分かりました。
こちらの発表を見ると年当たりでは平均金額であることが分かりました。
一概に高いとは言えませんが、これまで使ってこなかった出費に当たるので個人的には大きな出費のように感じました。
娯楽・遊興費はほぼ使わなくなった
単身赴任生活をしていたときにはたまに行っていたパチンコですが、適応障害発症後には全く行かなくなりました。
というのも人が多くいるところや音がガンガン鳴り響いているところにいると心が落ち着かなくなるからです。
以前からパチンコやめようかなーと思っていましたが、思わぬところで足を洗うことができました。
うるさい場所や人が多いところには居たくなくなったという嬉しい一面もありますが、そもそも金銭的に行きたくても行けなくなったのかもという気持ちもあり、それらが合わさった足が遠のいたようにも思います。
この症状が発症していなかったら、まだ行っていたかもしれません。
クレジット払いはかなり危険
適応障害になって一時期本を読み漁りました。
Kindleはすぐにダウンロードできて読むことができるので本当に便利なのですが、無収入の状態ではちょっと厳しいなと思いました。
翌月、クレジット払いで読書代としてはちょっとびっくりするような請求書がきて焦りました。
クレジットカードって収入がない状態で使うとちょっと危険だなーと感じるようになりました。
毎月支払っていたサブスクなどの支払いもクレジット払いになっており、これらも今後は負担を感じるようになってくると思うと、近々サブスクについては断捨離する必要がありそうです。
お金を使うために考えることが多くなった
自宅警備員になったことで、意外とお金を使わなくても過ごすことができるということに気がつけたのは嬉しい誤算でした。
また1,000円もあれば1日過ごすことができることが分かり、これまでなんて贅沢をしてきたのだろうという気持ちにもなりました。
これまでだったら新しいMacBook欲しいなぁと思ったら勢いで買っていたと思います。
現在はこの【勢いで買う】ということがなくなり、何故それが欲しいのか、どうして買うのか、今のPCではダメなのかといったようなことをしっかりと考えるようになりました。
結局悩むだけ悩んだ挙句に、【まぁ、今買わなくてもいいか】と気持ちになることもしばしばです。
お金がないことに我慢しているのかも
お金のありがたみが分かったといえば聞こえは良いですが、傷病手当で何とか生活できている現状から自分の欲求を【我慢している】のかもしれません。
実際に現状では無駄なお金はなるべく使いたくないので、今すぐ必要ではないものについては買わなくてもいいか、と脳内変換しているとしたら、お金がないことに我慢してるのかもしれません。
これから先、また毎月しっかりとした収入が入るようになったら【勢いで買う】というのが復活するかもしれませんが、そうなったらきっと適応障害が回復し、普通の生活に戻っていると思うのでそれはそれで良いのかもしれません。
まとめ
前回は適応障害で休職した際に、傷病手当を申請すると生活の足しにはなるというお話をしましたが、今回はそれ以外のお金事情についてさらっと書いてみました。
何かあったときのために貯蓄はしておくべきだなぁとあらためて実感しました。
なのである程度の貯蓄がある人であれば、いきなり休職状態になっても焦ることはそれほどないのかもしれません。
しかしわりとギリギリな生活をしている人にとっては、傷病手当のように知っている人だけがもらえるものもあるので是非自分で調べる術を持っておいた方が良いと思います。