【145日目】海の神様・大綿津見神を祀る綿津美神社と記紀にまつわるエピソード

綿津美神社についてご紹介

今回は福岡県小倉南区にある綿津美神社を訪問しています。

地図で見てみるとこんな感じの位置関係です。

綿津美神社へのアクセス

もう小倉南区は徒歩圏内なので詳細は必要ないのかもしれませんが、一応

  • 小倉駅から車で30分(歩いて2時間)
  • 博多駅から車で1時間
  • 門司駅から車で30分(歩いて2時間半)
  • 最寄り駅の下曽根駅から車で10分(歩いて40分)

こんな感じで駅から車でも歩いても行けない距離ではありません。

小倉南区は鉄道が通っていないところが多いので場所によっては不便なところもありますが、綿津美神社は下曽根駅が近くにあるので、助かりますね。

ワタツミ?ワダツミ?綿津美神社のあれこれ

Sunmo YangによるPixabayからの画像
綿津美は海神

ワタツミと聞いてまっさきに思い浮かんだのは「海神」でした。

海神はカナ表記ではワタツミとワダツミのどちらでも変換されるため、もしかしたらどちらでも良いのかもしれません。

海神は読んで字の如く、海の神様をあらわしています。

そこから転じて海そのものや大海原も意味します。

ワタツミ神社というのは総じて「海の神様」を祀る神社ということですね。

そして海神というのは日本神話に登場する海の神でもあります。

ワタツミの語源

古代では海のことを「ワタ」と表し、「津」は〜のという意味、「ミ」は神の御霊を意味しています。

つまりワタツミは「海」「の」「御霊」ということでありつなげてみると「海の御霊」ということです。

漢字表記で表すとあまりしっくりとこないのですが、このように1字ずつ意味を見てみると理解できますね。

綿津見神のルーツ
Jill WellingtonによるPixabayからの画像

日本神話の中で最初に登場する綿津見神は、大綿津見神(オオワタツミ)です。

イザナギとイザナミの神産みで生まれた海の神三神の中で最初に生まれた神様です。

海の神としての役割はとても広く、海洋全てをつかさどり、魚をはじめさまざまな海の生物を支配する海神といわれています。

当初、海を治める神は須佐之男命が命じられましたが須佐之男命が嫌がったため別の神が治めたようです。

『海幸彦と山幸彦の神話』
  • ワタツミ
  • 綿津見
  • 海神

日本神話で大綿津見の名前が出てくるのは神産みのときのみですが、「海神」の名前になると登場頻度が格段に上がります。

『海幸彦と山幸彦の神話』にも海神は登場し、山幸彦を助けます。

大綿津見神のご利益

古代から海神信仰は船乗りの間で信仰がありました。

そのため、ご利益は主に海上安全に目立ちます。

  • 海上安全
  • 大漁祈願
  • 漁業や航海の神

また、海神が龍神へと結びつくなど中国の影響を受けたとも言われています。

当記事でも龍神様について日本の考え方と外国の考え方の違いという観点から書いた記事がありますので、ぜひご参照ください。

西日本で広く見られる綿津見神社

KanenoriによるPixabayからの画像

社名がワタツミでなくても御祭神が大綿津見神についても含めますが、西日本に多く神社が存在しています。

西日本に広がるワタツミ神を祀っている神社(一部掲載)
福岡県
  • 滋賀海神社(福岡市東区):ここが総本社とされています
  • 志賀神社(糟屋郡粕屋町)
  • 風浪宮(大川市酒見)
その他九州一帯(熊本県・長崎県・鹿児島県)
  • 永尾神社(熊本県宇城市不知火町)
  • 浜殿神社(長崎県対馬市豊玉)
  • 和多都美神社(長崎県豊玉町)
  • 鹿児島神社(鹿児島市)
  • 飯倉神社(南九州市)
中国地方(岡山県・広島県・島根県・兵庫県)
  • 田土浦坐神社(岡山県倉敷市)
  • 由加神社本宮(岡山県倉敷市)
  • 沼名前神社(広島県福山市)
  • 水上神社(島根県大田市)
  • 林神社(兵庫県豊岡市)
  • 小江神社(兵庫県豊岡市)

上記に挙げた神社は一部で他にもワタツミ神を祀っている神社はいくつかありますが、西日本に多く見られます。

大綿津美神と関係の深い神さま

大綿津見神と関係が深い神さまといえば、神産みで大綿津見神を産んだイザナギとイザナミが挙げられます。

また、大綿津見神の子供である豊玉姫と玉依姫も非常によく登場する神さまになるので知っておいて損はないでしょう。

  • 伊弉諾尊(イザナギ)
  • 伊弉冉尊(イザナミ)
  • 豊玉姫
  • 玉依姫

今回は綿津美神社についてのご紹介でしたが、神さまの紹介に焦点が当たってしまいましたね。

記紀(古事記・日本書紀)について見ていくとちょうどよい切れ目があまりないので注意が必要です。

当初神社巡りをはじめたときにはそこまで神さまについて深く知ろうとはしていなかったのですが、九州一帯を回る中、色々な神社を訪れたことで神さまとエピソードが結構面白いことに気がつき興味を持ちました。

いずれ記紀については深掘りしていきたいなぁと思っています。

続いては当ブログ恒例となりますウォーキング旅行についてご紹介します。

ウォーキング旅行について

ダイエットのために始めたこのウォーキングですが、せっかくやるなら継続できるような企画にしたいということで歩いた分だけ地図上を移動できる「旅行したつもり旅行(以下ウォーキング旅行)」をスタートしました。

目的地はあらかじめ設定するのではなく、その日歩いた距離数の分移動できるスポットを決めるというやり方です。

いわゆる「後出し」で目的地を決定する方法ですが、あらかじめ目的地を設定したときの『あとどれだけ歩かないといけない』といった義務感がないこともうまく継続できている要因かもしれません。

ウォーキングに対してあまり厳しいルールを設けてしまうと途中で挫折する原因になるため、まずは長く続けられるようなルールづくりをしました。

以下、ウォーキング旅行の基本的なルールとなります。

ウォーキング旅行の基本的なルールについて
  • 出発地点は小倉駅
  • 1日に移動できる距離はアプリに記録された距離とする
  • 移動した際の目的地(到達地点)の場所を記録する
  • 設定した目的地(通過地点でも可)を題材に記事を書く
  • 翌日は前日の到達地点からスタートする
  • 自分の体調を第一に、1日の移動ノルマは設定しない
  • 最終的に九州を1週して小倉駅に戻ったらゴール!

九州1周の距離とゴールまでのおおよその期間

九州1周を1200〜1500kmで算出しています。

ひと月に300km歩いたとして、4〜5ヶ月で1周できる計算です。

雨天時など外出が難しい日もあるかと思いますが、決して無理はせずにウォーキングを継続していきたいと思います。

ウォーキングをはじめた理由

ダイエットのためです。

これまで色々なダイエット法を試してきましたが、どれも長続きせずいつも途中でやめていました。

せっかく挑戦するなら今度は自分の性格に合ったダイエット法でやってみようということで、歩くこと自体にあまり抵抗がなかったこともありウォーキングダイエットをすることに決めました。

有酸素運動の中では負荷が少ない部類なので劇的な減量は見込めませんが、継続するということも考えると長期的に結果が出る方が自分に合っている気がしています。

今回の移動ルートについて

今回は白石海岸を出発して綿津美神社へと向かう全長約14kmのコースになります。

ほぼ海岸沿いを歩くことから高低差はほとんどありません。

ギブスが外れて徐々に運動量を上げつつある中で一気に運動量を上げてしまうと怪我に繋がりかねないので、無理をしすぎないようにウォーキングするように心がけたいところです。

今回の運動結果について

今回は週末2日分を1回分としてまとめて算出しました。

運動結果については以下の通りです。

1日目2日目合計
アクティブエネルギー(活動消費カロリー)1,302kcal918kcal2,220kcal
安静時エネルギー(基礎代謝)2,888kcal2,825kcal5,713kcal
ウォーキングの距離10.7km5.9km16.6km
歩行数13,513歩7,523歩21,036歩
2日分の運動結果一覧

1日目は愛犬を連れてドッグランに連れて行ったりした日となりました。

2日目については妻と一緒に出かけての買い物がメインに。

外に出てしっかりと運動ができた日とそうでない日との差がはっきりと見えた2日間と言えそうです。

ゴールまで残り10km!

現時点の位置が綿津見神社で、ゴールの小倉駅まで残り約10kmとなりました。

前回の記事では門司港をまわってゴールを目指そうか少し迷っていたのですが、確実にゴールすることを優先しました。

若干歩くルートは違うかもしれませんが、残り1〜2回で小倉駅に辿り着ける計算です。

145日目 まとめ

今回は綿津見神社についてご紹介しました。

昨年10月からスタートした九州を歩いて1周する企画、ウォーキング旅行ですがいよいよゴールまで残すところあとわずかとなりました。

これまで何かをし続けることがほとんどなかった私にとって約5ヶ月の間継続し続けられたのは自分自身にとって良い自信になりそうです。

最後まで気を抜かずに明日以降もウォーキングに励んでいきたいと思います。

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