目次
亀山八幡宮について
ふくの町、下関にある亀山さんとは
先日、同じ下関にある赤間神宮を訪問した際に合わせて訪問したのが今回ご紹介する亀山八幡宮になります。
赤間神宮についてはこちらの記事でご紹介していますので合わせてご覧ください。
赤間神宮と亀山八幡宮は300mほどしか離れていないのですがどちらも入り口には大きな鳥居が建てられており、通りを歩いていても目立ちます。
そんなわけで見るからに大きな神社を思わせる作りに心が躍り、亀山八幡宮も行ってみることにしました。
亀山八幡宮へのアクセス
場所は上の地図の通りで、下関の南、関門海峡に面したところにあります。
下関駅から
- 車で約7分
- 徒歩で約30分
下関ICから
- 車で約10分
小倉駅から
- 電車で約50分
- 車で約30分
- 徒歩で約3時間
近くまで公共交通機関が通っているため、交通の便も良いです。
小倉駅からは約15kmなので、歩いて行こうとしても行けない距離ではありません。
むしろ晴れている日は海からの風を体で受けながら気持ちよくウォーキングを楽しめるかもしれませんね。
亀山八幡宮、境内散歩
それではさっそく亀山八幡宮の境内に入ってみようと思います。
入り口の大きな鳥居を抜けて階段を登っていくと本殿が見えてきました。
訪問したのが平日だったこともあり、参拝客はまばらで写真撮影もスムーズにできました。
ここ亀山八幡宮ですが、もともとは島だったようです。
大分県の宇佐神宮から京都の石清水八幡宮に勧請する際に、僧侶が「この山は清浄な地なのでしばらく祀ってから先に進むべし」と神からのお告げがあったことでこの地に神社が建てられたそうです。
亀山八幡宮の御祭神
ここ亀山さんの御祭神は次の通りです。
- 応神天皇(第15代天皇)
- 仲哀天皇(第14代天皇)
- 神功皇后(仲哀天皇の皇后)別名:息長足比売命
- 仁徳天皇(第16代天皇)
- 武内宿禰(第12代〜16代天皇の5代にわたって仕えた伝説の忠臣)
社格が徐々に上がっていった珍しい神社でもある
もともとは郷社でしたが、県社に昇格し、戦後は神社本庁の別表神社となりました。
近代社格制度は戦後廃止され、伊勢神宮を除く全ての神社は対等であるとされたため社格について言及することにあまり意味はないのですが、関門海峡の鎮護神社として歴代領主の崇敬を受けるなどの背景もあって社格が上がったのではないかと思います。
境内にあるふくの像
本殿の真向かいには大変大きなふくの像が建てられています。
日本一のふくの像と呼ばれるのも納得ですね。
それとは別にかなり小さめのふくの像も境内には建てられていました。
小さなふくの像はマスクをつけており、社会情勢の風刺のようですね。
同じ境内にカメの像もありました。
亀山八幡宮だからカメなんでしょうか。
昔、ここは島だったと書きましたが、この島の形がカメに似ているから亀山さんと呼ばれるようになったとも言われていますが、この地に聳える山が亀山だったから亀山さんと名付けられた、というのが信憑性はありますね。
境内摂末社
亀山八幡宮の境内には摂社が3社あります。
- 宮地獄神社
- 熊鷹稲荷神社
- 恵比寿神社
宮地獄神社
宮地獄と書いて「みやじごく」ではなく「みやじだけ」と読みます。
御祭神は次の3柱です。
- 息長足比売命(オキナガタラシヒメノミコト) 別名:神功皇后
- 勝村大神
- 勝頼大神
宮地獄三柱大神のもとで事にあたればどのような願いもかなうとして「何事にも打ち勝つ開運の神」として信仰を集めています。
なお、宮地獄神社の総本宮は福岡県福津市にあります。
熊鷹稲荷神社
この神社が建てられた年代は不明ですが、熊鷹稲荷神社とあることからも分かりますが京都の伏見稲荷大社の摂社・熊鷹社から勧請されたと伝えられています。
伏見稲荷神社が本宮ということで、御祭神は倉稲魂命(ウカノミタマノカミ)になります。
お稲荷さんと聞くと商売繁盛をイメージされる方もいますが、倉稲魂命は五穀豊穣を祈る農業の神様ですね。
本家本元京都伏見大社にある千本鳥居には及びませんが、こちら熊鷹稲荷神社にも連鳥居がありました。
段差が少々急になっているのと鳥居の高さがあまり高くないため、登る際には気をつけないと鳥居にあたってしまいそうになりますが、やはり連鳥居をくぐって先に進むのは気持ちが良いものです。
まとめ
今回は下関にある亀山八幡宮を訪問しました。
関門海峡を一望できる高台に建てられた神社からの眺めを楽しみつつ、神社ならではのゆっくりと流れる時間を楽しむことができました。
週末には参拝客が多くなるため逆に平日に訪問できたのはラッキーだったかもしれませんね。
当ブログで開催しているウォーキング旅行とは別に、これからも神社訪問はしていきたいなと思います。