目次
半下石の田の神
半下石の田の神とは?
肝属郡錦江町馬場には、半下石の田の神という石像が建てられています。
この石像は、頭にシキ、右手にしゃもじ、左手にすりこみ、右足は草履、左足は下駄を履いており特徴的な出立です。
石像の建てられている半下石地区一帯の水田を守り、豊作をもたらす神様として、地元の人々によって大切にされています。
南大隅町に点在する田の神
石像が建てられている周辺の水田を守り、豊作をもたらす神様として祀られている田の神というのは、南大隅町一帯で見られます。
これら田の神はその地ごとに造形が様々で、俵に乗って宝珠やひょうたんをぶら下げている石像もあったりします。
また別の場所では夫婦のように並んで建てられていたりと、その場所ごとに異なる田の神がみられるというのは面白いですね。
田の神
田の神は読んで字の如く水田を守って豊作をもたらす神として祀られています。
この田の神の広がりは全国各地で見ることができるのですが、南九州特有の田の神としては鹿児島県の薩摩・大隈にだけ見られるというのも特徴的ですね。
田の神は水田の守り神として祀られているので、水田を見渡せる丘や田んぼに体を向けているものがほとんどで、地元の人々はこの田の神を「タノカンサァ」と親しみを込めて呼んでいます。
タノカンサァ
本日ご紹介している半下石の田の神の写真がないのが残念なのですが、田の神のイメージだけでも掴めるよう、他の地域の田の神を探してみると分かりやすいものがありました。
石造物を求めてふらふらと歩いていると、二子玉川駅から徒歩5分ほどのところに田の神が群集しているスポットを発見。 pic.twitter.com/fhtemHSJZZ
— 歯河 長瀞夫 (@nagatorowo2) January 29, 2022
これは東京二子玉川で祀られている田の神になりますが、頭にキシをかぶり、右手にしゃもじを持っていたりとはじめに紹介したような出立ですね。
このような田の神をみると、当時の人々の神様への信仰があったのだということがしみじみと分かりますね。
こうした歴史遺構が現在でも残り、昔のような信仰はないにしろ密かに守り神として地域の人々に祀られているというのは嬉しいですね。
こうした面は都会のようなところではほぼないのではないかと思うので、南大隅町ではこれからも引き継いで祀っていってほしいと思いました。
ウォーキング旅行について
ダイエットのために始めたこのウォーキングですが、せっかくやるなら継続できるような企画にしたいということで歩いた分だけ地図上を移動できる「旅行したつもり旅行(以下ウォーキング旅行)」をスタートしました。
目的地はあらかじめ設定するのではなく、その日歩いた距離数の分移動できるスポットを決めるというやり方です。
いわゆる「後出し」で目的地を決定する方法ですが、あらかじめ目的地を設定したときの『あとどれだけ歩かないといけない』といった義務感がないこともうまく継続できている要因かもしれません。
ウォーキングに対してあまり厳しいルールを設けてしまうと途中で挫折する原因になるため、まずは長く続けられるようなルールづくりをしました。
以下、ウォーキング旅行の基本的なルールとなります。
- 出発地点は小倉駅
- 1日に移動できる距離はアプリに記録された距離とする
- 移動した際の目的地(到達地点)の場所を記録する
- 設定した目的地(通過地点でも可)を題材に記事を書く
- 翌日は前日の到達地点からスタートする
- 自分の体調を第一に、1日の移動ノルマは設定しない
- 最終的に九州を1週して小倉駅に戻ったらゴール!
九州1周の距離とゴールまでのおおよその期間
九州1周を1200〜1500kmで算出しています。
ひと月に300km歩いたとして、4〜5ヶ月で1周できる計算です。
雨天時など外出が難しい日もあるかと思いますが、決して無理はせずにウォーキングを継続していきたいと思います。
ウォーキングをはじめた理由
ダイエットのためです。
これまで色々なダイエット法を試してきましたが、どれも長続きせずいつも途中でやめていました。
せっかく挑戦するなら今度は自分の性格に合ったダイエット法でやってみようということで、歩くこと自体にあまり抵抗がなかったこともありウォーキングダイエットをすることに決めました。
有酸素運動の中では負荷が少ない部類なので劇的な減量は見込めませんが、継続するということも考えると長期的に結果が出る方が自分に合っている気がしています。
本日の移動ルートについて
本日は雄川の滝を出発して半下石の田の神へと向かうルートになります。
全長約8kmではありますが、途中標高300m(高低差150m)の坂道を登る必要があるので、距離以上に疲れを感じるかもしれません。
本日の運動結果について
今日は引っ越しの準備を兼ねて家の中の断捨離を昼間していました。
ひと段落したため夕方に外出してそのままウォーキングという流れになりました。
いつもの3つに分けてという形ではなかったのですが、ほんのりと汗が滲むくらいに歩くことができました。
108日目 まとめ
本日は田んぼの守り神の田の神についてご紹介しました。
おそらく普通の散策で見かけてもそこまで興味を持つことはなかったかもしれません。
こうして改めて調べてみることで、この田の神が持つ意味を知ることができたというのは勉強になりました。
もしかしたらこの田の神は私の生活基盤の周辺にも見かけることができるかもしれませんので、ウォーキングの際などは少し気にして歩いてみようかなぁと思います。